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逆走

※リアル管理人と友人の会話です。
三蔵:管理人
悟空:友人T
八戒:友人K




友人Tは少々遠方に住んでおります。
この日は友人Kと一緒に車でTの地元付近まで遊びに行きました。
そんな帰りのお話。


「今日は二人ともサンキュな!!二人が来てくれてマジ楽しかった!!」
「いやいや、僕たちもすごく楽しかったです」
「また遊ぼうな!!なんか俺、テンションあがりすぎて帰りたくないけど!」
「今何時だと思ってんだよ。俺らはこっから1時間以上かけて帰るんだぞ」
「…だよな…寂しいけど…また近いうちにな!!」
「えぇ、近いうちに!あ、悟空、運転気をつけてくださいね!」
「おう!任せとけ!!じゃあな!!」

2台が駐車場を出る。
4車線道路です。
悟空と三蔵達は逆方向に帰ります。

「三蔵…」
「なんだ」
「あのですね」
「なんだ、早く言え」
「あの…今、悟空、道路を逆走して行きませんでしたか…?」
「…やっぱりそうか…俺もそう思ってた」
「ですよね…ここ4車線なんですけど、あの子2車線と勘違いしてるんじゃ…」
「だな…」
「大丈夫でしょうか…地味に心配です」
「知らん。ただ、地味に笑えるんだが」
「ぶはっ!!三蔵!ダメですよ!僕こらえてたのに!!」
「だってお前、考えても見ろ。いくら全然車がねぇっつっても、ここあいつの地元だぞ?なんであいつが逆送するのか、まったく分からん」
「てゆうか、あの子本当に大丈夫でしょうか??笑えるんですけど、すごく心配になってきました」
「…もう言うな。今頃たぶん、ものすごく慌てている」
「ぶほっ!!!ご、悟空…!!!!」
「やめろ、八戒、腹がいてぇ…!!」


で、料金所。
ここの料金所は一律100円です。

「はい、100円。夜遅くまでご苦労様です」
「はい、確かに」
「では」
「って、お兄ちゃん待った――!!!!!!!!!」
「なんです??」
「何か、すごい気を使ってもらって恐縮なんだけどさ、にいちゃん、これ、1円だ」
「!!!1円?!??!?」
「え??!??!?ほ、ほんとだ…!!!!!」
「八戒…!!!マジでやめろ、腹が…!!!」
「うわぁぁぁ、すみません、すみません!!100円です!!!」
「ぶはははは、た、確かに!!!」

走り出す車。

「八戒…!!!(まだ笑ってる)」
「三蔵、笑いすぎです」
「いや、お前、だって、あんなにさわやかに出しといて、1円…」
「同じ銀色じゃないですか」
「ちげぇだろ、重さが!」
「違いますけど…って、自分でもじわじわおかしくなってきました、1円…!!僕、1円出しましたよ…!!!」
「や、やめろ…!!」
「三蔵、僕1円を…!!!」
「まじでやめろ…!!!!猿といいお前といい、ボケすぎだろ…!!」



「って事があったんだが、お前、あのあと大丈夫だったのか」
「あー、うん、俺500メートルくらい走って『あれ?これ、逆走じゃね?』ってなって、すげぇ焦ったよ。言ってくれよ三蔵!って思ったけど、言えるわけねぇなとも思ったし、何か恥ずかしいしで、笑いが止まんなかった」
「俺なんか、お前と八戒のせいで、腹筋が筋肉痛でいてぇ」
「てゆうか、八戒…1円…!!!マジ見たかった、その場面…!!1円って…!!!」
「ボルにも程があるな」
「まじひでぇ!!!!!!」

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